【ざんねんな資格】40/50代からの取得では「ほぼ」役立たない

  

40/50代での失業や転職は、会社の事情でやもえない場合や人間関係、体力的に我慢の限界など様々です。

 

家族や、まだある長い人生を過ごすためにも新しい職場での安定した収入は必要です。

 

しかしながらこの歳からの再就職・転職活動は正直怖いし、仮にできても収入や立場、環境は現状以下になることはほぼ確実です。

 

そこで多くの40代50代が再就職を有利に進めようと目が行くのが「資格の取得」であります。

 

今回の記事タイトルの ‟ざんねんな資格” とは「その資格は役立たたない」ということではありません。

 

 

「40/50代で、これまでの職務と関係のない資格を取得して、その肩書が転職活動や独立に役立つのか !?」

ということです。

 

 

はじめから厳しいことをはっきり言いますが「ほぼ時間の無駄!」であります。 

 

40代後半、50代から取れる資格を肩書にしてあなたのことを待っていました」などという企業はほぼないでしょう。

 

 

いくつかの資格を例に、どうゆうことなのか検証していきます。

 

又、再就職・転職に役立つ、今から取れて歓迎される資格もありますので見てみましょう!

 


【 目 次 】

 

1、ざんねんな資格・40/50代で取得しても役立たない

 

2、これから取得しても歓迎される資格 !?

 

3、結局、求められていることとは...

 

4、ありますよ、40~50代でも歓迎の転職サイト




 

 

【1、ざんねんな資格・40/50代で取得しても役立たない 】

 

この「ざんねんな資格」とは、あなたが取ろうとする「資格や検定が役立たないということではない」ことを言っておきます。

 

ここで言いたいのは「この歳から取れる資格で、転職や独立が有利に進むことはない」ということです。 

特に、これまでしてきた業種や職務とは関係ないことであればなおさらです。

 

しかしながら「知識のスキルアップ」「持っていることによる自信」「肩書」など、得られるものはありますので、取りたい方は「どうぞ」ということです。

 

では「ざんねんな資格」とはどうゆうことなのか検証してみましょう。

 

 

資格例①【MOS:マイクロソフト オフィス スペシャリス】

 

「MOS」はマイクロソフト社の認定で、主に「Word、Excel、PowerPoint」の ( 又はどれか )スキルを証明する資格です。

 

Word、Excelを使っていない企業はほぼないので、持っていても損のない資格ではあります。

 

しかしながらこの資格が履歴書で有効的なのは新卒や20代~30代前半であり、40代50代からがんばって取っても転職の「内定の決定打」になることは私の面接経験から考えても、ほぼないでしょう。

 

なぜならば「この ‟MOS資格” を持っていなければできない仕事が存在しない」からです。

 

もう一つは、そこまでのスペシャルスキルが役立つほどの転職先ならば、‟プログラミング ” や ‟HMLTタグ ” などのスキルも必須のはずです。

 

この「MOS」の合格率は約60%とされていますが、その勉強時間は1日2~3時間を30日以上(約100時間)程度とかなりの長い印象です。 

 

私のおすすめとしては、町のパソコン教室 (ハローパソコン教室など) で10時間も勉強すれば、通常の業務では十分すぎるスキルが身につきます。

履歴書にも「Word、Excel 一般レベル以上の自信あり」と、書いても大丈夫なくらいです。

 

 

結論としては、40代50代のこの資格保持者を「いやーあなたを待っていましたよ」という企業はないということです。

 

 

 

資格例②【 I Tパスポート 】

 

「 ITパスポート」、こちらもミドル~50代の世代に人気の資格であります。

 

人気の要因は、経済産業省が認定する「国家試験」であり、試験方法が CBTマークシート方式で、都市部であれば月1回以上のペースで試験会場が設けられているので、自分のペース配分で何度も受検ができるということです。

 

100~130時間ほどの勉強で平均合格率は51%なので、国家試験にしては 決して 難関ではありません。

 

 

しかしながらこれこそが、中高年からの取得で「ざんねんな資格の代表例」と言えるでしょう。

 

 

先に話した「MOS・Word、Excel」 であれば、会社の業務や個人的にも使う機会はありますが、中小企業に40後半50代から転職して、この資格が通常業務で生かされるような仕事に就くことはほぼないでしょう。

 

私の人材派遣会社でも企業からの人選依頼には「Word、Excel が普通に使える人」との要望は多くありますが、この「 ITパスポート保持者」の依頼は今だかつてありません。

 

結論としては、「MOS」と同様に「この ‟ITパスポート” を持っていなければ就けない仕事が存在しない」ので、名刺の肩書としてほしいのなら 「どうぞご自由に」ということです。


資格例③【 すべての資格に言えること... 】

 

例えば、A氏49歳で失業して猛勉強と努力の末に「税理士」の資格を取ったとしましょう。

税理士としての再就職を始めたA氏という人材を、首を長くして待っている税理士事務所や企業がはたしてあるだろうか...

 

答えは「NO」であります。

 

このA氏が20年以上のキャリアと実績、数件の得意先を持っているなら話はまったく違いますが「資格を持っているだけで実績ゼロ」の49歳を歓迎してくれる事務所があるわけがありません。

仮に独立して事務所をかまえても、依頼してくる客はいないでしょう。

 

これは全ての資格に言えることであって、弁護士や医師、公認会計士でも例外ではありません。

 

 

40代後半、50代に求められているのは「これまでの実務経験、対人力、人間性」なのであります。




 

 

【 2、これから取得しても歓迎される資格 !? 】

 

私は都内の大手人材派遣会社で、登録説明会やスタッフ面談を毎日こなしておりますが、最近になって介護職を辞めて登録に来る20~30代のスタッフさんが増えております。

 

私はそのスタッフさんたちに「介護職の仕事なら探し放題あるでしょう」と聞くんですが、若い子たちは疲れきっている様子で、もう介護職には戻りたくないようなのです。

 

この、若い世代の職放れが、介護職の慢性的な人手不足の原因でもあるのです。 

たしかに「介護で人の世話をする」ことは精神的な面と、体力的にもかなり大変な職業であるのはたしかであります。

若い世代が、他の職種を見てみたい気持ちは、面談で話を聞いていても分かります。

 

しかし、世代によってはここにチャンスもあるのです。

40、50代でのやもえない失業や早期退職での転職に、自分の老後や親の介護にも役立つという理由で、この介護職を選ぶ人が増えているのです。

 

さらに進む高齢化社会で、コロナ過や景気にも左右されずに仕事、求人は増え続けています。

 

 

この介護職資格の入口の「介護職員初任者研修」は、130時間(約2~3ヶ月)の研修で取得できます。

 

下記の「介護職専門サイト・かいご畑」では、就業しながら介護資格が取れる「キャリアアップ応援制度」はおすすめです。

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【 3、結局、求められていることは? 】

 

先日、大手転職サイトのB社が、「転職先で不安なこと」のアンケート調査をおこなったところ、ダントツの1位が「人間関係や職場の雰囲気になじめるか」でした。

 

これは、採用した企業側の人も同じで「どんな人だろう、うちになじめるかな...と思っているのです。

 

以前にリクルートが行った調査で、企業側が「中高年の採用選考で重視する要素」として「コミュニケーション能力」を上位にあげております。

コミュニケーションは会社側があなたに決して合わせようとはしないので、どんな状況であってもあなたが合わせなくてはならないのです。

 

会社でコミュニケーションを取るにあたって、多くの人が勘違いしていることが「先に相手のことを知ろう」とすることです。

もちろんそれも大切ではあるのですが、まずやるべきことは↓↓

 

「こちらが心の扉を全開にして、安心してもらう、知ってもらう」ということです。

注 : べらべらと自分のことを話すということではない

 

 

そしてもう一つは、「おだやかで謙虚な人柄」であります。

 

私たち世代の男性は「不愛想、不機嫌、いばる」という印象のほうが強いようであります。

 

私のこれまでの採用面接の経験から「人柄が良い、人柄を良く見せよう」心がけている人は、私生活でもそのように心掛けており、ふだんから「自己啓発を欠かさない人」であるのはまちがいないです。

 

その逆に「不愛想、不機嫌、いばる」などをしている中高年は、これまでの人生で自己啓発本の1冊も手にしなかったことが「バレている」のです。

 

「あなたのような人を探していました」とは「これまでの人生経験からにじみ出る素敵な人柄を持つ人」であります。

 

 

【 まとめ 】

 

1、これまでの職種、職務と関係のない資格はほぼ役立たない

 

2、求められていることは、これまでの人生経験・実務経験である

 

3、慢性的な人手不足の介護職は例外

 

4、中高年に求めらているのは「おだやかさ、謙虚さ」と「品性ある人柄」である




 

【 4、ありますよ、40~50代でも歓迎の転職サイト

  

私の話にもどりますが49歳の時に会社が倒産して失業しました。

 

特別な職能や資格もないまま就職活動を手さぐりで始めて、間もなく就職しましたが、希望の職種ではなかったため就活は継続、半年後に最初の転職に成功、その2年後に現在の都内大手派遣会社に転職しました。

 

それまでのキャリアでは営業職、接客業をしていたので「好かれる人柄」については人一倍勉強をしてきました。

 

これまで転職で採用の決め手になったことを聞いてみたところ「なじみやすそう」「笑顔がよかった」などの評価でした。

 

「資格」も場合によってはいいけど、まずは「人柄」がどうであるのか振り返ってみようではありませんか。

 

 

私の就活は失業から現在までまで、転職サイトは約20以上に登録、約200社以上の企業に応募してます。

 

「できる限り多くのサイトに登録、できる限り多くの会社に応募する」というシンプルな方法をくり返すだけです。

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