
2015年に「労働者派遣法」が改正されてから、事業所単位での派遣期間は「3年まで」と定められているのをご存知でしょうか。
これを「抵触日」と呼び、この「3年という時間」は企業側が「正規雇用を推進して準備をする期間」として「国から猶予をもらっている」と言い換えてもいいでしょう。
個人単位でも同じで、派遣先( 就業先 )が派遣期間を延長しても、事業所単位( 経理部など )での就業は「3年」となります。
いわゆる国は、企業側( 派遣先 )に対して「正規雇用をもっと進めてね」と言っているのです。
又、個人に対しても「早く就職活動して正社員になってくださいよ」と言いたいのでしょう。
国の考えと時代の流れは「派遣はあくまで一時的なつなぎ」であると言えます。
我々派遣会社の社員は、派遣スタッフたちの「近い未来の正規雇用の手助け中」であると考えるべきなのです。
私は現在、人を派遣する側である「派遣元現役社員」であります。
過去の失業中には「派遣スタッフとしての就業経験」もある私が、派遣会社の内部と本音をお話しします。
【 目 次 】
1、現役社員が派遣会社の本音を公開
① 派遣元が思う派遣スタッフ
② 派遣先が思っている本音...
③ 派遣スタッフ側の意識も大切
2、派遣を早く辞めて就職しなさい!/40~50代でも歓迎の転職サイト

【1、現役社員が派遣会社の本音を公開 】
1-① 派遣元が思う派遣スタッフ
当然ながら派遣会社( 派遣元 )は、派遣スタッフさんたちが日々どこかで働いてくれているからこそ、食べていけるのです。
会社にとって派遣スタッフさんたちは、お金を生んでくれている大切な「人材( 同僚 )」であるのです。
しかしながら残念なことに、その様に思っている内部社員は少ないのが現実であります。
都内のある派遣M社では、派遣スタッフさんのお給料を「仕入れ」と言っています。
税務書類の項目ではそうなのかもしれませんが、まるで「物を仕入れて納品している」かのような扱いにも思えます。
たしかに我社でも、派遣スタッフに対して「上から目線」で接している社員が多いのは間違いないです。
「仕事を与えている、やらせてあげてる」的な対応や、「あのスタッフには残った仕事しか紹介しない」など、感情的になっている社員がいるのもほんとうです。
1-② 派遣先が思っている本音...
企業側( 派遣先 )にも同じような傾向が見られる場合があります。
企業側が派遣を使う理由に「直雇用が進まない」「一定の期限だけ増員が必要」などが主な理由です。
物流業では、明日の入出荷量に合わせて「10名追加」とか「5名キャンセル」などと前日になってむちゃくちゃ言っても、派遣元がなんとか対応してしまうので甘えているのです。
もう一つの理由に「職能や人間性」などの理由から、派遣元に対して簡単に人の入れ替えを頼めることができるからです(ほんとはダメです)。
「直雇用だったらそうはいきませんからね」
結局のところ派遣先も、派遣スタッフのことを「一時的な都合のいいお手伝いさん」としか思っていないのが現実です。
1-③ 派遣スタッフ側の意識も大切
派遣されるスタッフさん、本人たちの意識の変化も必要です。
よくあるのが、派遣先で「私は必要とされている」「私にしかできない仕事を任されている」などと思っているスタッフさんがけっこういます。
はっきり言って「勘ちがい」でしかなく、今の時代に通常の業務で「代わりがきかない」なんていう仕事はありえないのです。
大企業の社長や総理大臣だって交代しますからね...。
派遣でいることを自分の「メリット」として、上手に利用しているならOKですよ。
しかし「就職する自信がないから」とか「お給料が週払いだから、日払いだから」の理由でしょうがなく派遣でいることはおすすめしません。
派遣先と派遣元に貢献するのはいいことではありますが「もっと自分を大切に人生に向き合う」ことをしてみてはどうでしょうか。
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【2、派遣を早く辞めて就職しなさい!/40~50代でも歓迎の転職サイト】
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