
私は49歳の時に会社が倒産して失業して、しばらく絶望感のどん底の中にいました。
3ヶ月ほどたったころ最初の就職をしてから、間もなくして1回目の転職に成功します。
すでに50代でしたが、転職活動は引き続き継続していたため、その2年後に2回目の転職に成功。
現在は都内の大手人材派遣会社の正社員であり、登録者の面談と企業への人材紹介をしております。
しかしながら失業から3年ほどは収入も半分になり、生活をささえるために休日は派遣2社を使い分け週末に稼働し、日当8,000~1万円ほどを稼いでいました。
派遣の仕事は、食品販売やスーパーでの陳列補助、構内作業までなんでもやりました。
そんな私の「50代の派遣スタッフ」と「派遣する側の現役社員」の両方の経験から分かった、40代50代の現実をお話しします。
【 目 次 】

【1、派遣スタッフと使用側の現実 】
失業後に私が登録して稼働していた派遣会社は2社で、週末に1日単位の「短期(スポット)派遣」を利用していました。
一つは、都内大手スーパーなどで試食販売や陳列補助や補充といった店員さんのような派遣で少々の接客経験と清潔感も必要でした。
もう一つは構内でのピッキングや仕分け、出荷補助などの作業で、いわゆる誰でもできる単純作業です。
スーパーでの派遣は店内での作業で、客と接することもあるので派遣元もある程度の人を選んでいたように思います。
もう一つの構内派遣は仕事情報が届いて申し込んでも、なかなか仕事の確定は取れません。
登録スタッフは学生から60代と幅広い年齢層が登録していて、仕事も特別なスキルは必要ないため倍率が高かった訳です。
派遣の働き方には、もう一つ「常勤(長期)」という稼働方法があります。
同じ職場(現場)で週4~5日、3ヶ月以上の勤務で自動更新が多く、派遣スタッフ側としては安定的な仕事を確保できるので安心です。
2つの派遣の働き方を簡単に言うと↓
短期派遣 = 1日限りの仕事。本業や学業があって、休日や空き時間を利用し稼働できる
常勤派遣 = 本業として稼働、同一の職場(現場)で生活をささえている
「派遣会社側」の本音は、日々開催している登録説明会で「常勤可能者」の登録を待っています。
取引先企業から常勤枠の依頼をいただき、これを増やすことによって、数ヶ月先までの安定した売上げを確保できるからです。
短期の依頼は、企業側が繁忙期や人手不足などの都合のいい時だけ使う「みずもの」でしかないからです。
現実的な話で、40代50代でこの「常勤派遣」で稼働しているスタッフは、私の会社だけでも500名を超えております。

「常勤派遣」を本業として生活するのは「危険と隣り合わせ」です。※代わりのきく業務の場合
利用する企業側の本音としては「必要がなくなれば派遣会社に1ヶ月前告知をしておしまい」と、わずらわしいことなく辞めさすのが簡単なので使っているのが本音です。
世間の景気によって大きく左右されややすく、「派遣切り」に合う確率は高いです。
いくら「常勤派遣」と言っても、派遣法で「最長で3年間」という縛りもあります。
これは国(政府)が進めている「正規雇用の増加」のためであります。
簡単に言うと、国は企業側に対して、
「現状、正規雇用の採用が難しいなら派遣を最長3年間使ってもいいよ」ということなのです。
では3年間、同じ職場で稼働した派遣スタッフはどうなるのか?下記の選択肢があります↓
1、3ヶ月間空ければ、もとの派遣先の職場にもどれます
2、派遣会社から紹介される他の派遣先に移る
3、自ら新しい道に進む ( 就職やアルバイトなど )
上記の「1、もとの職場にもどれる」は、受入れ先企業が求めている場合ですが、これはほぼ無いです。
受け入れ先企業は「代わりを入れてください」となるのが普通で、派遣元も売り上げをつなげたいので「交代」をあたりまえに探します。
3年経過した派遣スタッフも生活のためにどこかで稼働しなくてはならため、もとの職場にもどることはほぼ無いのが現実です。
派遣会社の社員という立場の私が派遣スタッフたちに密かにアドバイスしていることは3番の「自ら新しい道に進む」であります。
現在、全ての年代の人に言えるのが、派遣を本業としているのであれば、すぐにでも抜け出す行動を起こすべきです。
国が「直雇用を推進している」のであれば、今以上に条件が良くなることはないと思った方がいいでしょう。
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【2、40/50代が派遣から再就職はできるのか 】
派遣は登録制なので、誰でも登録が可能できます。
派遣先企業は直雇用とちがい、派遣社員を選ぶことはできないので面接や採用試験なく働き始めることができます。
働き始めるまでのハードルが低いのが現状です。
常勤の派遣スタッフたちを見ていると、満足しているスタッフはさすがにいませんが「しかたない」「正規雇用はあきらめている」というスタッフが多いのが現状です。
しかしながら、中には「就職が決まった」「アルバイトを始めた」と言って退職していくスタッフが多くいるのも事実であります。
【3、まとめ 】
私の話にもどりますが、49歳の時に20年以上務めた会社が倒産して失業...特別な職能や資格もなく50代にして就活を開始。
タクシー乗務員から人生再スタートを始めて、その後に2度の転職に成功しました。
決して運が良かった訳ではなく「正社員になるという意志を持って就職活動の種まき」が一定量を超えたからだと思っております。
その時の経験で「40/50代未経験でも歓迎してくれる転職サイト」がけっこうあることが分かりましたので下の記事で紹介してます↓↓
よく読まれている「失業からの再就職・奮闘記」ブログはこちら↓↓
【4、あきらめないで!40~50代でも歓迎の転職サイト 】
ポイントは「できる限り多くのサイトに登録、できる限り多くの会社に応募する」という量をこなすシンプルな方法です。
とにかく数を撃って「オファーを待つ」。
実際に私や、50代からの就職と転職を成功した経験者たちが使った厳選した、おすすめの就活サイトを集めました。
↓↓↓↓↓↓
【介護職専門・かいご畑】
数ある介護職専門サイトから厳選しました。
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無資格でも、働きながら資格取得&スキルアップを応援してくれます!
厚生労働大臣認可の介護就職支援センターです。
【タクシー専門求人サイト・転職道.com 】
私(サイトオーナー) は49歳で失業して、まずタクシードライバーで再出発しました!
タクシー業界は常に人材不足が深刻であるため年齢のハードルは低く、60代以上を歓迎する企業も増えいるのが現実です。
2種免許取得のハードルも企業側がバックアップしてくれます!
「転職道.com」では専門アドバイザーがサポート!「入職祝い金」もうれしい!
【福岡転職ドットコム】
読者リクエストのサイトです。
サイト運営者はもちろん福岡出身者で「福岡県人による福岡県人のための転職サービス」と胸をはってます。
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オフィスは天神にありますが、面談は都合のよい場所も相談ができます。
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当時、私もこのサイトから多く応募しました。
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正社員募集は多くはないが、ラウンダー営業職など高額時給の長期案件が多い!
「就活を続けていくステップ」としての登録をおすすめします。