【Q&A公開】倒産危機に備える事前準備と知識【管財人との面談】

倒産 社長 ブログ  債権者集会

 

【相談者からのQ&A】

 

2021年1月、新型コロナ感染の再拡大による、2度目の「緊急事態宣言」が出され、多業種にわたり経営の危機に直面している中小企業、個人事業の社長さんたちが日本中にあふれてきております。

 

このブログ「Q&Aシリーズ」は、万一の時の予備知識、事前準備のために相談者さんからの質問を公開しております。

 

今回は「管財人との面談」について私の体験から知ったことをお話しします。

 

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【管財人との面談】

 

1、管財人とは

 

2、面談当日と内容

 

倒産 社長 ブログ  管財人面談

「裁判所から選出される管財人弁護士の先生ってどんな人だろう」

「怖い人じゃなければいいけど...」

「面談って何を聞かれるんですか?」

 


 

1、管財人とは

 

裁判所から選任される弁護士のことで「破産管財人」といいます。

依頼先弁護士は「破産申立代理弁護士」といいます。

 

「代理弁護士」は自分で選べますが、「管財人弁護士」は自分では選べません。

会うまでどんな人なのか分からないのです。名前は先に分かるのでHPなどで紹介されていれば顔は分かります。

 

「代理人弁護士」「管財人弁護士」の違いは、役割は当然違いますが、代理弁護士にとってこちらはお客さんなので「一緒になんとか乗り切ってがんばろう」という感じで接してくれます。

 

管財人弁護士は債権者に対してできる限りの配当をするため、時には厳しくされることもあります。

 

しかし、これも財産調査の内容や進行具合、その人の性格によって様々なので必ずしも厳しいとはかぎりません。

ちなみに私の管財人は特に厳しくもなく、事務所の方たちも私に対して、とても丁寧に接してくれていました。

 

破産管財人が選出されると、代理弁護士とバトンタッチが行われるイメージです。

 

管財人は会社や社長個人の財産を調査、管理、換金、取引、処分などを行い債権者に対して配当、報告をします。

 

 

2、面談当日と内容

 

代理人弁護士が裁判所へ破産申請を出してから約1週間ほどで管財人弁護士との面談となります。

ほとんどが管財人弁護士の事務所で行われます。私の場合は弁護士事務所の聖地、虎ノ門にある事務所でした。

 

一人で行くのではなく代理人弁護士と一緒に行きます。私の場合は担当弁護士2名と一緒に行きました。これは心強かったです。

事務所に入ると会議室に通されドキドキしながら待ってました。

 

管財人弁護士が入ってくるとまず、弁護士同士で名刺交換が始まり、お互いが何期生かなどの話もあり場はなごやかに。

 

次に私の挨拶で「申し訳ありませんでした」と謝ると管財人から「私に謝る必要はありませんよ」と言われました。

管財人は破産者と債権者との間で中立的な立場であるからです。

 


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私の相談者の多くが「管財人から叱られる、責められる」と思っているようですが、まったくそんなことはありません。

 

債権者や従業員への対応などの話しは代理人弁護士から説明され、私への質問は現在個人で持ってる財産(現金など)の再確認と、直近の決算書の数字の確認でした。

 

面談は「取り調べ」のようなこともなく、簡単な質問だけで40分ほど終了しました。

 

面談が終わると、状況説明の為、私の会社で運営していた店舗、都内の2店と横浜市内の1店に代理人弁護士2名と管財人と私と4名で向かいました。

 

各店舗で倒産の実行日に貼られた「代理人弁護士事務所名の記載」の張紙から「管財人弁護士事務所名の記載」の張紙に換えられ、状況を把握できたところで終了して解散。

最後は横浜市内で、終電に近い時間だったと記憶してます。

 

結局のところ管財人の事務所に行ったのは、この1回だけでした。

 

それからは、質問などのやり取りは電話が中心で、最初の債権者集会までに会ったのは、都内の店舗のかたづけの時に2回ほどでした。

 

【まとめ】

「破産管財人」は少しづつ経験を積んで大きな倒産事件に選出されるようになるそうです。

債権者数や債務額が少ないほど経験が少ないか、若い弁護士が選出されるのです。

 

厳しいか、厳しくないかは当然、経験や性格もあるかと思いますが、ようするに「あやしいか、あやしくないか」なのです。

自由財産を超えていないか、破産申し立て直前に怪しい動きがないかなど、法的に認められてることを守っていれば大丈夫です。

 

社長は協力義務があるため、書類の提出を求められたり、リース品(コピー機など)の引き上げや撤去作業の立ち合いを頼まれたりと、いろいろありますが、債権者集会が完全に終了するまでの間はしばらくのお付き合いが続きます。

 

最後に私自身の経験ですが、破産管財人弁護士の先生には、全てが終了(最後の債権者集会)してからの、その後の生活の相談はできないものと思っていてください。

関係のないことには、発言はしないようです。


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